へなちょこ教会長のおたすけ奮戦記(青春編)
へなちょこ教会長のおたすけ奮戦記(青春編)
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書名 | へなちょこ教会長のおたすけ奮戦記(青春編) |
副題 | |
著者 | 岩井喜市郎 |
体裁 | B6判並製 |
ページ数 | 184ページ |
定価 | 990円(税込み) |
送料 | 300円 |
ISBN | 978-4842601236 |
本の内容 | ほとんど信者のいない、間借りの天理教の教会に赴任した二十代の青年は、ただただ教祖を頼りに布教活動に歩き始めた。 ある日、いつものおたすけに病院へ行くと、相手の男性は退院した後。隣のベッドでは、瀕死の女性を家族が囲んでいる。「おさづけ」を……と思うが、取り次げずに病室を後にした。しかし、彼は再び病院へ向けて車を走らせた。姿の見えない存命の教祖をのせて行くのだった。瀕死の女性は元気になった。 やがて、妻と幼子たちを連れた布教活動が始まる。周囲から奇異の目で見られ、誤解もあって冷たい視線にさらされる。その上、赤貧洗うが如しの生活に、心は激しく揺すぶられる。それでも彼は、妻や幼子たちと歩み続けた。 やがて、地域のお年寄りたちが「弟子にしてください」と言ってくるまでになる。最後には、立派な新築の教会が建ち上がった。――迷いながら、苦しみながらも道を求めて歩むうちに、次々起こる嘘のような本当の「不思議なドラマ」の連続。くだけた語り口調で、一気に読める感動の布教実話である――月刊『陽気』に、宮田裕次の名で連載した「実録・おたすけ奮闘記」に、書下ろしを加えた一冊。 |